あなたは自分の毎日に充足感を持っていますか?
この質問に「もちろん!」と答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか。もしもあなたが「もっと生活を充実させたい!」と願うのであれば、おすすめしたいノート術があります。
バレットジャーナルです。

私がバレットジャーナルをおすすめする理由は、バレットジャーナルが誰にでも使える簡単なノート術だからです。バレットジャーナルを生活に取り入れると、日々やるべきタスクの先延ばしや、やり忘れを防げます。また1日限りのタスクだけでなく、資格取得といった長期にわたるタスクを消化するのにもバレットジャーナルは有効です。
- 日々「やっていない!」「忘れた!」の連続
- やり遂げたい目標がある
- 気がつくと一日が終わっている
上記に当てはまる人にはバレットジャーナルをはじめていただきたいのです。まずはバレットジャーナルを正しく知ることから始めていきましょう!
障害当事者が考案したノート術
バレットジャーナルは健常者だけではなく、障害者とも相性が良いノート術です。理由はバレットジャーナルが考案された経緯を知るとわかります。

考案者のライダー・キャロル氏は幼少期に発達障害(ADD)と診断されました。診断された当時は障害についての情報があまりにも少なく苦労したとキャロル氏は著書で語ります。自らの力で障害の特性と折り合いをつける方法を模索するなか、見出したのがノートを使った自己管理術でした。
キャロル氏は一冊のノートを常に持ち歩き、全てのことを直ちにメモする習慣を身に着けました。起こったできごと・思いついたこと・忘れてはいけないことなどを全てノートに記すことで障害と上手く付き合えるようになったのです。キャロル氏が自身の障害と折り合うために重ねた小さなトライ・アンド・エラー。それらを素早く簡潔に、かつ正確に書き留めるメソッドがバレットジャーナルとなりました。
つまりバレットジャーナルは、障害の当事者が自身の特性と向き合い上手く付き合うために考案されたノート術だったのです。
今ここに集中するノート術
バレットジャーナルの効用はいくつかありますが、その中でも一番に私達に恩恵をもたらす効果は『生きる指針がはっきりする』というメリットです。
日々をなんとなくで過ごすと漠然としてきてしまう『生きていく意味』、そしてそれに付随する『優先すべきタスク』を覚えていられるようになります。『意識はしているけれども達成できない目標』や『なかなか叶えることのできない夢』などを手中に手繰り寄せることが可能になるのです。

【バレットジャーナル】で検索をかけるとデコレーションされたノートの紙面に目が行きがちになります。ですが、本来のバレットジャーナルはスケジュールや日々のタスクを通して自分の人生をより良くしていくノート術であり、『無駄を削ぎ落とし自分に最適な機能を実現するメソッド』なのです。
まとめ
今回はバレットジャーナルの概要をかいつまんで解説いたしました。バレットジャーナルを始めると生活のフローが非常に明確になり、スムーズに流れるようになります。次の記事からは筆者がバレットジャーナルを使ってみてどのように生活が変わったか、またバレットジャーナルを続けるにあたって見つけたコツなどをお伝えしていきます。
バレットジャーナルを始めてみたけど続かなかった……という方はぜひチェックしてください!
参考文献