眠りの記録で心と身体を俯瞰する

「体調管理は社会人の基礎」とよく言われますが、心の管理って、具体的には何をどう管理したらいいのか?
人によって課題は異なりますが、今回は「自分の心の様子に気づく」ことを目的とした心の管理の方法の一例をご紹介します。

私たちは、「なんだか調子が悪い」という時、原因がわかれば対処できます。
「これから調子が悪くなる」と事前にわかっているときも、調子が悪くなる前に予防策が実行できますよね。

もっと言えば、調子が悪いと事前に気がついていれば、職場では相手に具体的な配慮を求めることもできます。

不調のサインは様々ありますが、眠りの記録をとることで、筆者は不調のサインを視える化しています。

以下のように、ノートに眠りの記録を書くだけ。

筆者が最低限書いた項目は、

  • 日付
  • 眠った時間帯
  • トータル睡眠時間

また、記録にあたりルールは一つだけです。

*記録はその日その日につける(書き忘れたら空白でOK)

記録を毎日つけるとなると、どうしてもめんどくさいときってあると思います。
でもそれは、ある意味「余裕がないサイン」ともとれます。
つまり、空白は、不調のサインというわけです。これは、立派な記録なのです。

ちなみに、筆者の場合は、天気、体温も一緒に記録しています。
体温を記録すると身体の管理にもつながりますし、天気を記録すると「曇りの前の日は、空白が多い=不調の前兆」等新たなストレスサインを発見しやすくなります。
1ヶ月くらい続けたら、記録を振り返るのが重要なポイントかもしれませんね。

これを1年以上続けることによって、筆者の場合自分の心のバロメーターを知ることができました。

しかしながら、眠りの記録と言っても、「途切れ途切れで寝ているから、どうやってつけたらいいのかわからない」「そもそもノートを持ち歩くのがちょっと」という方もいると思います。
筆者の場合、手帳のフリースペースに記録を記入していますが、今は色々アプリ等ツールが充実していると思いますので、自分にあったツールで記録を取るのがいいと思います。

睡眠が途切れ途切れで記録に困っている人の場合には、「ぐっすり眠れた」「眠りが浅かった」「何度か起きた」「眠れなかった」等の簡単な評価でも分かりやすいです。
その際マーカー等で評価別に色を決めてマークしたり、自分がわかる記号で記録をつけたりすると、視覚化され一目瞭然でわかりやすいです。

眠りの記録が必要なければ、天気だけやその日の最高気温、最低気温とかだけで記録してもいいでしょうし、そこら辺はご自分で色々試して自由にカスタマイズしてみてください。

この方法が合っていない場合や、より良い方法もあると思うので、是非色々試して自分の心を俯瞰してみましょう。
筆者もこの方法をブラッシュアップしつつ続けようと思います。

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