
みなさん、こんにちは。
うつ病になったらまず病院に行くことを考えると思います。そのとき、皆さんは精神科(あるいは精神神経科)と心療内科どちらに行けば良いかわかりますか。

どちらも心の病気のイメージがありますが、この2つの科の違いをはっきり答えられる方はなかなか少ないかもしれません。
そもそも、うつ病とはどんな状態か。ここから確認しましょう。

うつ病とは、脳内の物質が不足したり、あるいは過剰に増えたりすることによって、気分や感情に不調をきたしたり、身体的な症状が現れる病気です。
心の病気という表現をよく聞きますが、ポイントは異常は脳で起きているという点です。本人の気持ち次第ではないということですね。
では、精神科について説明します。

精神科はうつ病の根本となる心の症状を治療します。落ち込みやイライラといった気分的な症状を治療します。
心療内科は、うつ病によって現れる身体的な症状を治療します。頭痛や吐き気などといった具体的な身体症状がある場合はこちらです。

うつ病を疑っていて、身体症状がある場合は心療内科、ない場合は精神科ということになります。
けれど、身体症状のある方が精神科に行くこともありますので、どちらに行っても間違いということはありません。
ご自身の状態と相談した上で適切と思う方を選んで受診してください。
次回の記事もお楽しみに。